瑞浪市化石博物館の活動

2016年7月3日

瑞浪市化石博物館の活動

特別展の開催

毎年1回特別展を開催しています。特別展では、常設展では見ることのできない収蔵品を中心に展示公開しています。

IMG_0143a.jpg

平成24年実施の特別展「デスモスチルスが見た太古のみずなみ」の様子

講座の開催

月一回の化石教室の他に、定期的なワークショップを開催しています。

夏の講座写真 (2).JPG

夏の体験教室の様子

調査・研究

新生代の化石を中心に資料の採集と調査研究を行い、その成果を学会などで公表しています。とくに。当館が発行する瑞浪市化石博物館研究報告は、平成27年で41号を迎え、毎年化石に関する新知見を公表しています。

tanegasima2.jpg

鹿児島県での資料収集の様子

図3.JPG

収蔵庫の化石。一部はデータベースで公開しています。

psjposta.jpg

当館学芸員の古生物学会におけるポスター発表の様子

当館の学芸員

現在学芸員が2名在籍しています。

  • 柄沢宏明:博士(理学)。中生代から新生代のカニ・エビ化石が専門です。他にサメの歯化石や最近では貝やカニ化石にあけられたタコの捕食痕の研究も行っています。
  • 安藤佑介:博士(理学)。新生代の貝類が専門です(とくに浮遊性貝類化石)。最近ではエビの仲間の化石も研究しています。

野外学習地で採集した化石の中で名前が分からない、疑問・質問などがございましたら化石博物館受付にて気軽に学芸員にご質問ください。

最近の主な研究成果(学芸員が書いた論文) 

安藤佑介・岸本眞五・河野重範(2016)Two new species of Thalassina (Decapoda, Thalassinidae) from the Miocene of Japan(英文)。Neues Jahubuch fur Geologie und Paleontologie、Vol.280。

Feldmann, R.M., Schweitzer, C.E.&Karasawa, H.(2016)Part R, Revised, Volume 1, Chapter 8I: Systematic Descriptions: Infraorder Glypheoidea(英文)。Treatise Online。

安藤佑介・小林伸明・合田隆久・大平規子(2016)愛知県の中部更新統産口脚目化石。瑞浪市化石博物館研究報告、no.42。

安藤佑介・河野重範・小松俊文・二井谷茉美(2016)長崎県南島原市に分布する更新統大江層の十脚類層。化石研究会会誌第48巻第1号。

安藤佑介・河野重範・鵜飼宏明(2015) Fossil stomatopods and decapods from the upper Pleistocene Ogushi Formation, Kyushu, Japan(英文)。Neues Jahubuch fur Geologie und Paleontologie、Vol.273

安藤佑介・河野重範・桜井剛(2015)島根県に分布する中部中新統布志名層から産出した十脚類の追加標本。瑞浪市化石博物館研究報告、no.41

柄沢宏明・Schweitzer, C.E., Feldmann, R.M. and Luque, J.(2014) Phylogeny and Classification of Raninoida (Decapoda:Brachyura)(英文)。Journal of Crustacean Biology。

柄沢宏明(2014) A new leucosiid crab (Decapoda) from the middle Pleistocene Atsumi Group, Japan(英文)。瑞浪市化石博物館研究報告、No.40

柄沢宏明・小林伸明・合田隆久・大平規子・安藤佑介(2014)中部更新統渥美層群産十脚類ファウナの多様性。瑞浪市化石博物館研究報告、No.40

安藤佑介・河野重範・中谷大輔・鵜飼宏明・廣瀬浩司・黒須弘美(2014)天草市の更新統小串層から板鰓類化石Charcharhinus plumbeus (Nardo, 1827)の産出。御所浦白亜紀資料館報、第15号。

当館学芸員によって最近研究された新種の化石

タラシナ・ツヤメンシス(Thalassina tsuyamensis)。岡山県の勝田層群吉野層(約1600万年前)から採集されたオキナワアナジャコの仲間の化石が新種として2016年4月に記載論文がドイツの国際学術誌ノイエスに掲載されました。また、6月に新聞発表されました。

 

タラシナ・ヤマト(Thalassina yamato)。鹿児島県の茎永層群河内層(約1600万年前)から採集されたオキナワアナジャコの仲間の化石が新種として2016年4月に記載論文がドイツの国際学術誌ノイエスに掲載されました。また、6月に新聞発表されました。

コバヤシトゲコブシ(Arcania kobayashinobuakii)。愛知県の渥美層群豊橋層(約40万年前)から採集されたトゲコブシガニの仲間の化石が新種として2014年に記載論文が瑞浪市化石博物館研究報告に掲載されました。

お問い合わせ

スポーツ文化課
電話:0572-68-7710