三諦上人供養塔

2014年6月11日

戻る

三諦上人供養塔(さんたいしょうにんくようとう)

三諦上人供養塔の写真

三諦上人供養塔について
指定番号 県史20
指定年月日 昭和31日6月22日
指定の別 県指定文化財
種別 記念物
類別 史跡
時代・年代 元慶3年(879年)
員数他 高さ140cm
所在地 土岐町5760番地
所有者・管理者又は技術保持者 瑞浪市

瑞浪市土岐町桜堂に所在する櫻堂薬師(瑞櫻山法妙寺)は、弘仁3年(812年)に三諦上人覚祐によって創建されたと伝えられる天台宗の古刹です。「三諦」の号は嵯峨天皇の病気平癒に功績があったために賜ったものとされますが、これは空諦・仮諦・中諦という天台宗の教義によるものと考えられ、中津川市阿木に所在する大通山長楽寺も三諦上人によって創建されたという伝承を伝えています。

三諦上人は慈覚大師(円仁)の弟子であったとも、皇族出身であったとも言われていますが、元慶3年(879年)10月5日、馬に乗って奥之院へ参拝する途中に突然馬上から姿を消し、二度と姿を現すことは無かったといいます。

三諦上人供養塔、あるいは三諦上人開山塔と呼ばれるこの石製層塔は花崗岩製で、櫻堂薬師本堂の東方約200mの山中にあります。基礎の背面には「□□三年・十月五日奉□・三諦上人石塔・□□立之」の刻銘があったとされますが、現在は判読困難です。年号の部分は石材が欠けていますが、江戸時代の記録から元慶の刻銘があったと見られます。

なお、実際の造立時期は刻銘よりも新しいものと思われますが、県内でも類例の少ない石造物であり、岐阜県の史跡に指定されてその保護が図られています。